子どものトピックス TOPICS

「2021.7.1感染情報」

感染症情報(7月)

新型コロナウイルス感染症対策により、コロナウイルス以外の大きな流行は見られませんが、例年に比べると高い水準でRSウイルス感染症の流行が見られます。RSウイルス感染症の約46%は2歳未満が占めています。特に1歳未満のお子さまの風邪症状には注意しましょう。また、夏風邪や胃腸炎は散発的に見られます。引き続き感染予防対策を続けましょう。

①RSウイルス感染症
RSウイルスによる呼吸器感染症で、多量の鼻水、咳、お熱が見られます。特に6か月未満の乳児にかかった場合は無呼吸を起こすこともあり、時に重症化し呼吸困難をおこします。年長児では重症化する割合はそれほど高くありません。ぜいぜいするときは注意が必要です。

咳やくしゃみで移ります。(飛沫感染)

潜伏期間は2-8日、多くは数日で軽快します。

治療は有効な抗ウイルス剤がありませんので、症状を和らげる対症療法や、重症化した場合は酸素投与を行います。