感染症情報(7月)
夏風邪(手足口病、プール熱など)や感染性胃腸炎、
RSウイルス感染症がぱらぱらと見られます。
新型コロナウイルス感染症もやや増加傾向が見られ、
まだまだ注意が必要です。
暑さ対策をしっかりと行い、こまめの水分補給、
適度な休息と十分な睡眠を心がけましょう。
また、帰宅したらすぐに手洗いを行うなど、
引き続き感染予防対策に努めましょう。
【手足口病】
主にエンテロウイルス、コクサッキーウイルスなどの感染によって起こります。
飛沫、接触、糞便によって感染し、感染後3-5日から、その名の通り、
口の中やくちびる、手のひらや足の裏、手足の指に発疹がでます。
発疹はお尻やひざにも出ることもあります。
発熱は約1/3に39℃台の高熱を認めることもありますが、
ほとんどの場合3日以内に解熱します。まれに、髄膜炎、小脳失調、
脳炎や心筋炎などの合併症を認めることがあります。
また、感染後1か月以内に手足の爪がはがれることがあります。
治療は、発熱に対する解熱剤やのどの痛みを和らげるなどの対症療法が中心です。
口の痛みで食事や水分摂取が難しいこともあります。
冷たい飲み物や飲み込みやすくのどごしの良い麺類などがおすすめです。