感染症情報(2月)
感染性腸炎(胃腸かぜ)の流行が見られます。
新型コロナウイルス以外の風邪も増えています。
新型コロナウイルス感染予防をしっかり行うことは、
色々な感染症を防ぎます。
不要不急の外出は控え、十分な感染対策を心がけましょう。
<感染性腸炎>
細菌やウイルスなどの病原体が腸管に感染することで起こります。
冬にはウイルス性のものが多くノロウイルス、アデノウイルス、
ロタウイルスなどが原因となります。腹痛、嘔吐、下痢が主な症状ですが、
時に発熱や血便がみられることもあります。
治療は症状を和らげる対症療法が中心で、嘔吐や下痢による脱水を
防ぐことが大切であり、水分補給をしっかりと行います。
症状が軽い場合は、消化の良い食べ物や
電解質入り飲料(スポーツドリンク類など)が有用で、
重症になると点滴が必要です。
薬を使う場合は、吐き気止めや腸内環境を整える整腸剤を内服します。
嘔吐がおさまりお口からの食べられるようになったら、
おかゆや具のないスープなどから始めるのがよいでしょう。
味噌汁はおすすめです。
予防のため手洗いや調理器具の十分な洗浄を行いましょう。