感染症情報(1月)
インフルエンザのほか、アデノウイルス、溶連菌感染症が流行し、
コロナウイルス感染症や胃腸風邪もやや増えています。
まだまだ寒い日が続きます。
しっかり栄養をとって温かくして過ごしましょう。
感染予防の基本は手洗いです。こまめな手洗いを心がけましょう。
【 感染性腸炎 】
細菌やウイルスなどの病原体が腸管に感染することで起こります。
冬にはウイルス性のものが多くノロウイルス、アデノウイルス、
ロタウイルスなどが原因となります。
腹痛、嘔吐、下痢が主な症状ですが、
時に発熱や血便がみられることもあります。
治療は症状を和らげる対症療法が中心で、
嘔吐や下痢による脱水を防ぐことが大切であり、
水分補給をしっかりと行います。症状が軽い場合は、
消化の良い食べ物や電解質入り飲料(スポーツドリンク類など)が有用で、
重症になると点滴が必要です。薬を使う場合は、
吐き気止めや腸内環境を整える整腸剤を内服します。
嘔吐がおさまりお口からの食べられるようになったら、
おかゆや具のないスープなどから始めるのがよいでしょう。
味噌汁はおすすめ です。
予防のため手洗いや調理器具の十分な洗浄を行いましょう。