大府市にあるキッズランドクリニック大府の血液疾患ページ

血液疾患 HEMATOLOGY

子どもの血液について

血液疾患の専門的な知識を持つ医師が
さまざまな症状に対応します

小児の血液疾患には免疫の異常によって白血球が減ってしまう自己免疫性好中球減少症などの白血球の病気、赤血球がこわれやすくなる溶血性貧血などの赤血球の病気、原因不明で血小板が減少する特発性血小板減少症などの血小板の病気があります。ほとんどが原因不明で発症する病気のため、何が原因で発症しているのか正確な診断が大切になります。

DISEASE

主な血液疾患

  • 貧血
  • 好中球減少症
  • 免疫性血小板減少性紫斑病
  • 血友病
  • 白血病
  • リンパ腫

先生から一言

赤ちゃんや子どもの病気は発熱や咳など見た目にわかる症状ばかりではありません。「泣き止まない」「元気がない」など日常お子さまと接していく中で、“いつもと違う”と感じることがあれば、まずは当院までご相談ください。

血液の病気

貧血

貧血は血液中の赤血球あるいはヘモグロビンが減少した状態をいいます。主な原因として多いのは「鉄欠乏」による貧血です。特に母乳栄養児や生理発来後の女性は注意が必要です。鉄欠乏による貧血以外にも風邪など何らかの慢性疾患によって生じる貧血や生まれながらの病気や小児がんの場合も貧血を引き起こす場合があります。貧血の症状がみられた場合は、まずは医師に相談し原因が見つけることが大切です。

鉄欠乏になる主な原因

  • 急激な身体発育
  • 離乳食開始や移行の遅れ
  • 過度な運動
  • 無理なダイエット
  • 生理の発来
  • ストレス

その他の代表的な病気

血小板減少症

血小板減少症とは、血小板に対する自己抗体により血小板減少・紫斑を呈する疾患のことをいいます。小児においては主に感染症やワクチン接種が原因で発症し、多くの場合は自然治癒するため、経過観察するケースもあります。鼻血や口腔内での出血、血尿などの症状が出た場合は、状況に応じて治療を行っていき、必要に応じて入院、治療を行っていきます。

白血病

小児がんの中では白血病が最も多くなっており、小児がんの割合の約40%を占め、日本で1年間におよそ1,000人の子どもが発症しています。薬を使った化学療法が基本の治療方法となり、副作用を最小限に抑えるためにも、まずは白血病のタイプを検査で正確に判断した上で薬の組み合わせや分量を決定していきます。

リンパ腫

リンパ腫は血液細胞由来のがんで、全身のあらゆる部位に存在しているリンパ系の組織から発生します。小児のリンパ腫は小児がん全体の約7~10%となっており、白血病、脳腫瘍、神経芽腫に続き4番目に発症頻度の高い病気となっています。頸部や腋窩の腫脹だけでなく、お腹の痛みや原因不明の発作、大量の寝汗で見つかることもあります。

よくある質問

Q

子どもがよく鼻血を出すので心配です

A

小さいお子さまは鼻の粘膜が薄く弱いため、少しの衝撃(鼻をいじる、ぶつけるなど)で鼻血が出てしまいます。そのため基本的には過度に心配する必要はありませんが、何日も続く場合や長時間で続けている場合は一度、病院に受診することをおすすめします。

Q

血液型はいつ頃検査するものでしょうか

A

赤ちゃんの場合は血液の状態が未成熟のため、正確に血液型が判定できない場合があります。そのため、基本的には1歳を過ぎた頃に検査することをおすすめしています。

Q

血液の病気で気を付けることはありますか

A

気になる症状がある場合は定期的な健診を受け、早期発見を心掛けることが大切です。