感染症情報(9月)
手足口病等の夏風邪はやや下火となりました。
コロナウイルスやマイコプラズマ感染症が増えています。
夏の疲れも出てきやすい頃です。
生活のリズムを整え、栄養と睡眠をしっかりとりましょう。
【 マイコプラズマ感染症 】
好発年齢は5~12歳の幼児から学童で、
飛沫および接触感染により流行します。
潜伏期間は2~3週と一般的な風邪よりは長く、長引く咳が特徴ですが、
頭痛、発熱、咽頭通などの風邪症状が見られます。
肺炎を起こしても比較的元気があることが多いため、
気づかれにくいこともあります。
確定診断には血液検査が必要ですが、
迅速検査キットを使用する場合もあります。
治療にはマクロライド系抗菌薬を内服しますが、
自然治癒傾向が強いため、必ずしも内服は必要としません。
熱がなくても長引く咳が見られる時は注意しましょう。