感染症情報(3月)
インフルエンザやコロナウイルス感染症はやや下火となっています。
高熱が持続する子の中にはヒトメタニューモウイルス感染症が見られます。
胃腸風邪や溶連菌も散発しています。
まだ寒い日もありまが、適度な換気と手洗いを心がけ、
温かくして過ごしましょう。
【 ヒトメタニューモウイルス感染症 】
ヒトメタニューモウイルスにより呼吸器感染をきたします。
咳やくしゃみによってウイルスがついてしまったり(飛沫感染)、
気づかず触れてしまったりして(接触感染)うつります。
潜伏期間は3-6日で、発熱(高熱が4-5日続きます)、
咳(ぜいぜいすることがあります)、鼻水が見られ、
1週間程度で治癒します。
1-3歳児に多く見られ、子どもの呼吸器感染症の5-10%を、
占めると言われています。
年長児ほど症状が軽い傾向にあります。
ウイルス感染のため特効薬はありません。
解熱剤や風邪薬などの対症療法が中心となります。
水分をしっかりとり、ゆっくり休みましょう。
ぜいぜいがひどくなったり、1週間以上発熱が続くときは、
注意が必要ですので早めに病院を受診しましょう。