子どものトピックス TOPICS

「2022.10.1感染症情報」

感染症情報(10月)
手足口病やヘルパンギーナなどの夏風邪の流行はやや下火になってきました。
胃腸炎が散見されます。
朝晩が涼しくなり、風邪症状のある子が増えています。
引き続き感染対策を行いながら、体調の変化に注意しましょう。
【 感染性腸炎 】
細菌やウイルスなどの病原体が腸管に感染することで起こります。
冬にはウイルス性のものが多くノロウイルスアデノウイルスロタウイルス
などが原因となります。
腹痛、嘔吐、下痢が主な症状ですが、時に発熱や血便がみられることもあります。
治療は症状を和らげる対症療法が中心で、嘔吐や下痢による脱水を防ぐことが
大切であり、水分補給をしっかりと行います。
症状が軽い場合は、消化の良い食べ物や電解質入り飲料(スポーツドリンク類など)が有用で、重症になると点滴が必要です。
薬を使う場合は、吐き気止めや腸内環境を整える整腸剤を内服します。
嘔吐がおさまりお口からの食べられるようになったら、
おかゆや具のないスープなどから始めるのがよいでしょう。
味噌汁はおすすめです。
予防のため手洗いや調理器具の十分な洗浄を行いましょう。