感染症情報(9月)
RSウイルス感染症はやや下火となりましたが、
手足口病やヘルパンギーナなどの夏風邪が流行しています。
新型コロナウイルス感染症もまだまだ多く注意が必要です。
新学期が始まりご心配される方も多いと思いますが、
引き続き手洗いや換気といった感染対策を十分に行い、
体調の変化に注意しましょう。
【 ヘルパンギーナ 】
コクサッキーウイルスによる感染症で2-4日の潜伏期間を経て発症します。
のどの奥にぶつぶつや口内炎ができ、高熱が1-3日間きます。
髄膜炎を合併することがあり、
頭痛や頻回嘔吐を認めるときは注意が必要です。
ウイルス感染ですので特効薬はありません。
解熱剤などの対症療法が中心となります。
のどの痛みが強いので、酸味や塩気の強いものなどのどにしみる食べ物は
避け、飲み込みやすいものを摂取しましょう。
痛みによって食事や水分を摂ることを嫌がる場合は脱水症状に注意が必要です。
経口摂取が困難な時は受診を考慮してください。