感染症情報(8月)
乳幼児を中心にRSウイルス感染症が流行しています。
また、手足口病などの夏風邪も見られます。
新型コロナウイルス感染症も増加傾向で、まだまだ注意が必要です。
感染症予防対策の基本は換気と手洗いで、様々な感染症の予防に
効果があります。
また、暑さ対策をしっかり行い、こまめな水分補給と休息に努めることは
感染予防にもつながります。
元気にこの夏を乗り切りましょう。
【 RSウイルス感染症 】
RSウイルスによる呼吸器感染症で、多量の鼻水、咳、発熱が見られます。
特に6か月未満の乳児にかかった場合は無呼吸を起こすこともあり、
時に重症化し呼吸困難をおこします。
年長児では重症化する割合はそれほど高くありません。
ぜいぜいするときは注意が必要です。
咳やくしゃみで移ります。(飛沫感染)
潜伏期間は2-8日、多くは数日で軽快します。
治療は有効な抗ウイルス剤がありませんので、症状を和らげる対症療法や、
重症化した場合は酸素投与を行います。